Googleスプレッドシートやエクセルで使える、割り算のあまりを求めることができる『MOD関数』について、説明・解説をしていきます。
『あまり』なんて何に使うの?と思われるかもしれませんが、【◯の倍数かどうかの判定】【◯日ごとにするといった周期性がある判定】などで、幅広く用いられています。
この記事は、Googleスプレッドシートベースで解説記事を作成してますが、エクセルでも同様に使用することができる関数です。
こんにちは。当ブログの管理人の『くろん』です。
30代サラリーマン、新規事業推進室に所属。新卒ブラック企業努め時代に身に着けた業務効率化ノウハウをアウトプットしていきます。
読んでくれた方の業務が一秒でも早く終わりますようにの精神で記事書いてます!!
MOD関数とは
『MOD関数』とは、指定の数字について、指定の数字で割った際の余りを出してくれる関数です。
MOD関数の構文
MOD(被除数, 除数)
項目 | 内容 |
被除数 | 割られる数字 |
除数 | 割る数字 |
MOD関数の具体的な使い方
=mod(A2,B2)
めっちゃシンプルです。割られる数と割る数を指定すれば、余りを出してくれる関数となります。
セルに数値入ってるのであれば、そのセルを指定するもよし。数字を直接的に関数に組み込んでも動きます。
『MOD関数』は割り算をしたそのあまりなので、0で割ろうとすると、『#DIV/0!』エラー(0除算エラー)となってしまいますので、注意しておいてください。
MOD関数の活用
『あまりを算出する』の見方だけだと、あまり使うところないかなと思っちゃいますが、『◯の倍数かどうか』『◯日周期で~する』みたいな見方をすると、意外に使われるときがあります。
『◯の倍数かどうか判定する』
=if(mod(A2,11)=0,"◯","✕")
例えば、『11の倍数』であるか判定したい場合には、このようにMOD関数を使用して、11で割ってあまりが0であったら(割り切れる=倍数ってこと)という条件式を用いれば、判定することができます。
◯日おきに~する
◯日おきーを始めとして、周期性のあるものの判定には、MOD関数を使えば一発で解決します。
=ifs(mod(A2,15)=0,"カレー&ラーメン",mod(A2,5)=0,"カレー",mod(A2,3)=0,"ラーメン",true,"なんでもいいよ")
日付はデータとして抱えている数字は、シリアル値なので、MOD関数を用いて、数値的処理を加えることが出来ます。
『IFS関数』について合わせて勉強したい場合は、こちらをどうぞ!
まとめ
MOD関数は、あまりを出してくれる関数です。
◯の倍数であるか、◯日おきにといった条件判定式によく用いられます。