Googleスプレッドシートで、プルダウンを設定するなどして、予め決められた値の入力しか受け付けなくする【入力規則】を設定する方法を説明・解説していきます。
複数人で編集する際に、各々が思い思いの入力をしてしまうと、後で集計が大変めんどくさくなってしまうので、予め、セルに入力できる値を制限したいときに便利な機能になります。
興味がある方は、ぜひこちらの記事を最後まで読んでみてください!
こんにちは。当ブログの管理人の『くろん』です。
30代サラリーマン、新規事業推進室に所属。ブラック企業努め時代に身に着けた業務効率化ノウハウをアウトプットしていきます。
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入力規則設定の方法
入力規則の設定の仕方にはいくつか種類があるので、代表的なものを紹介していきます。
- プルダウン
- プルダウン(範囲内)
- テキストに関わるもの
- 日付に関わるもの
- 値に関わるもの
- カスタム数式
入力規則のルールを作成する画面は、上記メニュー『データ』→『データの入力規則』で立ち上げることができます。
出てきた右側の画面に『+ルールを追加』ボタンがあるので、こちらをクリックすると、ルールを作成することができます。
条件:プルダウン
『条件:プルダウン』では、文字列及びボタンの色を指定することが出来ます。
進捗管理のステータスなどをこの設定にしておくと、編集者が思い思いに作った謎の進捗状態が作られるのを防ぐことができるかと思います。
また、詳細オプションを設定することができます。
詳細オプション:選択したセルのヘルプテキストを表示
こちらは、データが無効の場合に表示されるポップアップ画面の文章を、オリジナルなものに設定することができるオプションです。
詳細オプション:データが無効な場合
データが無効な場合に、警告のみで許容するのか、そもそも入力を受け付けない(拒否)するのかを選択することができます。よほどのことが無い限り、そもそもの入力規則を設定したい背景から察するに、拒否モードで使うことが多いかと思います。
詳細オプション:表示スタイル
表示スタイルは、プルダウンの表示の仕方を変えることができる機能です。見た目の問題なので、好みで選んでよい部分かと思います。
条件:プルダウン(範囲内)
条件:プルダウンとほぼ同じなのですが、こちらは入力される値をセル範囲で指定するモードです。
このように、A列のデータに入力規則を掛けたいときに、D1:D4セルの範囲の値に基づいて入力規則をかけるということができるのが、『条件:プルダウン(範囲内)』になります。
詳細オプションは、『条件:プルダウン』と同じものを選ぶことが出来ます。
条件:テキストに関わるもの
条件でテキストに関わるのは、下記の5つあります。
- 次を含むテキスト
- 次を含まないテキスト
- 完全一致するテキスト
- 有効なメールアドレスであるテキスト
- 有効なURLであるテキスト
それぞれその条件の通りでして、テキストが含まれていたり、含まれていなかったり、そういうのでセルへの入力を規制することが出来ます。
条件:日付に関わるもの
条件で、日付に関わるものは、8種類あります。
- 有効な日付
- 日付
- 次より前の日付
- 指定した日以前の日付
- 次より後の日付
- 指定した日以降の日付
- 指定した期間内の日付
- 指定した期間外の日付
代表として、『日付』の条件をみてみます。
プルダウンで、『本日』『明日』『昨日』といったある特定の日から、『過去1週間以内』といった今日を基準とした範囲を簡単に設定することができます。
条件:値に関わるもの
値に関するものは、以下の8つです。
- 次より大きい
- 以上
- 次より小さい
- 以下
- 次と等しい
- 次と等しくない
- 次の間にある
- 次の間にない
代表して、『次より大きい』の条件をみてみます。
わかりやすいですね。設定した数値よりも大きい入力しか認めなくすることが出来ます。
条件:カスタム数式
カスタム数式には、数式を組み合わせて、自由に入力規則を作ることが出来ます。
例えば、偶数のみの入力を許容する場合は、『ISEVEN関数』を用いて、規則を作ることができます。
この『$A1』の数式記入がなれるまで難しいかと思いますが、いろいろ試してみてくださいー。
入力規則を削除する方法
入力規則を削除するには、上部のメニュー『データ』→『データの入力規則』をクリックすると表示される、右側のんデータの入力規則のリストにおいて、右端に表示されているゴミ箱をクリックすると削除されます。
データの入力規則まとめ
データの入力規則は、セルの値の入力に関して、ルールを設けることにより、イレギュラーな値が入力されないようにする機能のことです。
複数人で入力をしてもらうスプレッドシートなどで、事前に設定しておくことで、入力間違いなどを防ぐことが出来ます。