Googleスプレッドシートやエクセルで用いることができる関数である【INDEX関数】は、指定した範囲において、上から◯番目の行、左から◯番目を指定することで、その交差するセルに入力されている値を抽出することができる関数です。
データベースから、データをひっぱってくるときによく用いられます。
なおこの記事は、【INDEX関数】単体の説明になります。データ抽出でよく用いられる【MATCH関数】との併用方法の説明・解説記事はこちらからどうぞ。
この記事は、Googleスプレッドシートベースで解説記事を作成してますが、エクセルでも同様に使用することができる関数です。
こんにちは。当ブログの管理人のくろんです。
30代サラリーマン、新規事業推進室に所属。仕事で身につけた業務効率化ノウハウをアウトプットしていきます。読んでくれた方の業務が一秒でも早く終わりますように!!
INDEX関数とは
INDEX関数は、指定した範囲から、上から何番目、左から何番目を指定してあげることで、交差するセルの値を返してくれる関数です。
INDEX関数の構文
INDEX(参照, [行], [列])
項目 | 内容 |
参照 | 検索したいデータ範囲 |
行 | 【省略可】参照データ範囲の上から何番目のデータを抽出したいか指定します。 省略した場合は0になります。0を指定すると、列側で指定した列のすべての行情報が返されます。 |
列 | 【省略可】参照データ範囲の左から何番目のデータを抽出したいか指定します。 省略した場合は0になります。0を指定すると、行側で指定した行のすべての列情報が返されます。 |
実際にINDEX関数を使ってみた
=index(B2:H6,3,5)
このように、データ参照する範囲を指定して、上から何番目か、左から何番目かを指定することで、その交差する部分のセルの内容を返してくれます。
データ参照範囲は、見出し部分(この図でいうところの、A列と1行目)を除いた部分で指定する必要があります。時々、見出し部分も指定してしまって、意図したデータが抽出できないことがありますので注意してください。
これだけだとやはり使い道が見えにくいですね笑
やはり、INDEX関数は単体で使うのは珍しく(というかほぼない)、MATCH関数など他の関数と絡ませてつくことが多いかと思います。
INDEX関数で引数に0を指定
INDEX関数において、『行』『列』の引数を0にすることができます。
上から◯番目、左から◯番目なのに、『0』を指定できるなんて変に感じるかもしれませんが、『0』を指定するとすべてが表示されます。つまり、その行もしくは、列全体を抽出できるという関数になります。
なかなか、使い所が思いつきませんが、いざというときに使えるかもしれないので、記憶の隅にとどめておくとよいでしょう。
INDEX関数のまとめ
INDEX関数は、データの範囲を指定して、その行及び列を指定することで、該当するデータを抽出することができる関数です。MATCH関数などの他の関数と組み合わせて用いられることが多いです。