マイクロソフトのExcelで見かける『!』(ビックリマーク、エクスクラメーションマーク)
アイコンで目撃する場合と、セルの関数内で目撃する場合の2つがあります。
それぞれ、どんな意味があるのか、解説していきたいと思います!興味ある方、是非最後まで御覧くださいませ!
こんにちは。当ブログの管理人の『くろん』です。
30代サラリーマン、新規事業推進室に所属。ブラック企業勤め時代に身に着けた業務効率化ノウハウをアウトプットしていきます。
読んでくれた方の業務が一秒でも早く終わりますように!と願いながら記事書いていきます!
エクセルのアイコンにあるビックリマークの意味は?
エクセルのアイコンにあるビックリマークというのは、下の画像の一番右側のアイコンのことですね。
拡張子をみると、『xlsm』になっていませんか?
つまり、これはマクロ・VBA機能が有効になっているファイルですよーというマークになります。
マクロ・VBAは、パソコンに危害を加えようとすることができるプログラムであるので、注意喚起のために『!』がついているのだと思ってます。
アイコンにビックリマークがついてると、開かないんだけど
エクセルのセキュリティ強化の一貫で、マクロ・VBA機能がある『xlsm』ファイルを開こうとすると、こんな画面になってしまうことがあります。
インターネットからダウンロードした『xlsm』ファイルを開くと、セキュリティの都合でこのような画面が表示され、マクロ・VBAが作動しなくなることがあります。
解除するには、ファイルのプロパティで、『全般』タブの、『セキュリティ』を許可するチェックボックスにチェックすることで、作動するようになります。
あ!もちろんですが、マクロやVBAはパソコンにダメージを与える悪意のあるプログラムを組むこともできるので、発行元がわからないような、信頼できない『xlsm』ファイルは、許可しちゃだめですよ!
アイコンのビックリマークの消し方
ビックリマークの消し方は、『xlsm』ファイルを『xlsx』ファイルで保存し直せばOKです。
ただし、もちろん、保存されているマクロ・VBAは消え去ってしまいます。
名前をつけて保存するときに、『Excel ブック(.xlsx)』形式を選択して、保存を押してください。
マクロ・VBAを含んでいるファイルを、『Excel ブック(.xlsx)』形式で保存しようとすると、こんなアラートが出ます。
『マクロ・VBA機能を含んでいるけど、本当にxlsmじゃなくて、xlsxで保存しちゃっていいかい?』っていう内容ですね。
これに『はい』を選択すれば、xlsx形式で保存され、アイコンのビックリマークはなくなります。
(下の写真の一番左が、なくなったアイコンになります)
エクセルのセル(関数・数式)にあるビックリマークの意味は?
エクセルでは、別のシートを参照する際に、ビックリマーク『!』を使用します。
例えば、『Sheet1』のA1セルに、『Sheet2』のA1セルに表示したい場合は、下記数式になります。
=Sheet2!A1
シート名の後ろに『!』をつけることで、そこのシートだよ!という意味になります。
また、ちょっとした注意としては、『まとめ』のA1セルに、『(元シート)』のA1セルに表示したい場合は、下記数式になります。
='(元シート)'!A1
シート名の最後が記号で終わる場合は、『’』でシート名を囲う必要があります。
このように別シートへ、セルの内容を自動的に反映する方法をまとめた記事はこちら!
関数・数式の『!』使用例
=XLOOKUP(A1,Sheet2!A:A,Sheet2!B:B)
=SUMIFS(Sheet2!A:A,Sheet2!B:B,"●")
=COUNTIFS(Sheet2!A:A,"●",Sheet2!B:B,"●")
このように、色々な関数の引数に別のシートの情報を用いたいときに、シート名の後ろに『!』を記入することで、シートをまたいだ参照が可能になります。
とは言っても、このように直接記入していくことは稀で、引数選択のときに、実際に画面を操作して参照範囲を決定することが多いかなとも思います。
エクセルのビックリマークの意味まとめ
エクセルのビックリマーク『!』について、意味をまとめてみますと。
- エクセルのアイコンの右下のビックリマーク『!』がある場合は、xlsm形式のファイル
- xlsm形式のファイルには、マクロ・VBAが含まれている。
- マクロやVBAは、パソコンにダメージを与える可能性があるので、発行元が信頼できる場合を除き、セキュリティを許可してはイケナイ。
- 関数や数式内にある『!』は、別のシートを参照しているの意味。
エクセルのビックリマークについて、解説してきました!
注意喚起のようなイメージもあるビックリマークですが、ビビる必要はなさそうですね!