スプレッドシートの操作をGAS(Google Apps Script)で、指定の行を削除したい場合は『deleteRowメソッド』を、指定の行から複数行削除したい場合は『deleteRowsメソッド』を用います。
行の削除は、データの加工や抽出で必須のスキルなので、覚えちゃいましょう!
こんにちは。当ブログの管理人の『くろん』です。
30代サラリーマン、新規事業推進室に所属。ブラック企業努め時代に身に着けた業務効率化ノウハウをアウトプットしていきます。
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一行削除したいときは、deleteRowメソッド
ある特定の1行だけを削除したい場合には、『deleteRowメソッド』を用います。
deleteRowメソッドの構文
sheet.deleteRow(rowPosition);
sheetには、Sheetクラスを指定。加工したいシートを指定します。
rowPositionには、削除したい行の番号を整数値で指定。
deleteRowメソッドを使ってみた
個人情報テストデータジェネレーターを用いて、個人情報のダミーデータを作って見ました。
これの5行目、つまりNo4のデータを削除するというGASで説明していきます。
function delete_1gyou() {
// コンテナバインドされてるスプレッドシートを取得
let spreadsheet1 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
// シート名指定でシートを取得
let sheet1 = spreadsheet1.getSheetByName('データ');
// 5行目を削除
sheet1.deleteRow(5);
}
はい。実行すると、5行目No4のデータが削除されているのが分かると思います。
応用技で、ある条件に従って不要な行を削除していくというGASもよく使うかと思うので、別の記事にまとめましたので、そちらも興味ある方は確認してってくださいまし。
複数行削除したいときは、deleteRowsメソッド
複数行を削除したい場合には、『deleteRowsメソッド』を用います。
deleteRowsメソッドの構文
sheet.deleteRows(rowPosition, howMany);
sheetには、Sheetクラスを指定。加工したいシートを指定します。
rowPositionには、削除したい行の番号を整数値で指定。
howManyは、何行分削除したいかを整数値で指定します。
deleteRowsメソッドを使ってみた
さっきのと同じデータを用いて、5行目から3行分を削除してみたいと思います。
function delete_hukugyou() {
// コンテナバインドされてるスプレッドシートを取得
let spreadsheet1 = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
// シート名指定でシートを取得
let sheet1 = spreadsheet1.getSheetByName('データ');
// 5行目から3行を削除
sheet1.deleteRows(5,3);
}
5行目から3行分、つまりNo4,5,6の行が削除されたことが分かるかと思います。
行の削除まとめ
スプレッドシートで行削除をGASで行いたい場合は、一行の場合はdeleteRowメソッドを、複数行の場合はdeleteRowsを用います。