VBA(Visual Basic for Applications)でコメントアウトの仕方を説明していきます。
コメントアウトはVBAのコードをプログラムではないと明示する方法で、作動させたくないコードや、メモを残しておきたいときなどに使用します。
VBAプログラミングで基本的なことになりますので、覚えちゃってくださいー。

こんにちは。当ブログの管理人の『くろん』です。
30代サラリーマン、新規事業推進室に所属。ブラック企業努め時代に身に着けた業務効率化ノウハウをアウトプットしていきます。
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コメントアウトの仕方
エクセルVBAでコメントアウトをする方法は、『’』(シングルクオンテーション)を使います。
Sub HelloExcel()
' Rangeオブジェクトを表す変数を宣言
Dim targetCell As Range
' "Sheet1"のA1セルを指定
Set targetCell = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1")
targetCell.Value = "こんにちは!くろんです!" ' A1セルに"こんにちは!くろんです!"と表示
End Sub

このように、『’』をつけた部分より右側は、緑色で表示され、プログラムではなくただのコメントとして認識されることになります。
コメントアウトの役割
コメントアウトの役割としては、このような役割があります。
- プログラムのメモとして利用し、どのような作業が行われているかを記録したいとき
- プログラム構築中などに、一時的にその行のプログラムを停止させたいとき
プログラミング作成時は分かっていても、後で見返したときに、このコードは何をしているコードなのだ?と分からななくなってしまうことはよくあることです。
また、自分以外のだれかがプログラムを確認したときに、その可読性を高めるためにも、何をしているコードかをさらっとコメント残すのは大事なことです。
プログラム始めたころはめんどくさいし、どうせ自分しか使わないからといって、コメント全然残さないといったことがよくある(自分がそうでした笑)のですが、ぜひ最初からコメントはこまめに残す習慣があったほうが絶対に良いと思います。
一括でコメントアウトする
複数行に渡るコード部分を一括でコメントアウトしたいとき、いちいち『’』を行頭に入力してたじゃめんどくさいことこの上ありません。そこで、こちらの方法をお試しください。

例えば、このA1セル指定ではなく、A2~A6を指定する部分をコメントアウトで動かなくさせたいとき。一個一個はめんどくさいですよね。

実は、コメントアウトをしたい行を範囲選択して、一括してコメントアウトするボタンが上部メニューにあるのですが、初期設定では表にでていません。

上部メニュー→表示→ツールバー→ユーザー設定をクリック。

左側『編集』分類の、コメントブロック、非コメントブロックを上部メニューにドラッグ&ドロップしてください。

すると、このような形で上部メニューに追加されます。

そして、コメントアウトしたい箇所を範囲選択して、『コメント ブロック』を押してください。

このように、一気にコメントアウトされました。
まとめ
コメントアウトは、プログラムの内容を記録することで、後々読み直したときにわかりやすくなったり、プログラミングの際に、一部コードを動かなくさせることで、デバックしやすくなったりするメリットがあります。
ぜひ、使いこなしてくださいまし!