賭博破戒録カイジの地下チンチロリンにインスパイアされて、スプレッドシートを用いてチンチロリンを作ってみました。
カイジらしく、サイコロの出る目について、偏りをもたせられるようイカサマ機能もつけました笑
完全にネタ記事ですが、興味ある人見てってくださいー。使用した関数は、【RAND関数】【IFS関数】【VLOOKUP関数】【SUM関数】【JOIN関数】です。

こんにちは。当ブログの管理人の『くろん』です。
30代サラリーマン、新規事業推進室に所属。新卒ブラック企業努め時代に身に着けた業務効率化ノウハウをアウトプットしていきます。
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チンチロリンって?
チンチロリンは、お茶碗にサイコロを3個投げ入れ、その出目の役の強さで勝ち負けを判定するゲーム(お金かけたら賭博、賭博は日本では違法だよ)です。
賭博破戒録カイジの地下チンチロリンの役は、強い順に下記の通り。
出目 | 役名 |
【111】 | ピンゾロ(5倍づけ) |
【222】【333】【444】【555】【666】 | アラシ(3倍づけ) |
【456】 | シゴロ(2倍づけ) |
【116】【226】【336】【446】【556】 | 6(1倍づけ) |
【115】【225】【335】【445】【665】 | 5(1倍づけ) |
【114】【224】【334】【554】【664】 | 4(1倍づけ) |
【113】【223】【443】【553】【663】 | 3(1倍づけ) |
【112】【332】【442】【552】【662】 | 2(1倍づけ) |
【221】【331】【441】【551】【661】 | 1(1倍づけ) |
これ以外 | 目無し(1倍払い) |
【123】 | ヒフミ(2倍払い) |
ちなみに、お茶碗からサイコロをこぼすと、『ションベン』と言い、負けとなります。(スプレッドシートでは再現してないです。ごめんなさい。)
スプレッドシートでチンチロリン

ざっくり、このスプレッドシートで処理していることを解説していきますと。
RAND関数とは、0以上1未満の数字をランダムに出力してくれる関数で、再計算のたびに数字がかわります。
=rand()
普通のサイコロの出目を表現するのであれば、単純に0~1を6分割して、それぞれの領域に対応する形で出目をIFS関数等で処理してしまえばいいのですが、今回は、カイジっぽく、イカサマサイコロを表現したかったので、【でやすさ設定】を設けてあります。
でやすさ設定を考慮したときの、各出目は下記のような形となります。
出目 | 範囲 |
1 | ランダム値<(でやすさ設定1/当該サイコロのでやすさ設定の合計) ※()の値をAとする。 |
2 | A≦ランダム値<(でやすさ設定1、2の合計/当該サイコロのでやすさ設定の合計) ※()の値をBとする。 |
3 | B≦ランダム値<(でやすさ設定1、2、3の合計/当該サイコロのでやすさ設定の合計) ※()の値をCとする。 |
4 | C≦ランダム値<(でやすさ設定1、2、3、4の合計/当該サイコロのでやすさ設定の合計) ※()の値をDとする。 |
5 | D≦ランダム値<(でやすさ設定1、2、3、4、5の合計/当該サイコロのでやすさ設定の合計) ※()の値をEとする。 |
6 | E≦ランダム値<(でやすさ設定1、2、3、4、5、6の合計/当該サイコロのでやすさ設定の合計) |
これを関数化すると、こうなります。
=ifs(B12<B3/sum(B3:B8),1,B12<sum(B3:B4)/sum(B3:B8),2,B12<sum(B3:B5)/sum(B3:B8),3,B12<sum(B3:B6)/sum(B3:B8),4,B12<sum(B3:B7)/sum(B3:B8),5,B12<sum(B3:B8)/sum(B3:B8),6)
IFS関数について、ちょっと分からないようであれば、こちらの記事をどーぞ。

うまいこと関数を組めればよかったのですが、実力不足で。。。
出目と役と対応表を別シートで作成し、そこからVLOOKUPで役を引っ張ってくる形式で作成しました。

=join("",A2:C2)
キー列は、3つのサイコロの出目をJOIN関数でくっつつけただけけの列です。
この列をキーとして、チンチロリンシートの役表示セルに反映させてます。
=vlookup(join("",B13:D13),'役表'!D:E,2,false)
まとめ
チンチロリンをスプレッドシートで再現してみました。『RAND関数』は、あまり業務で使うことはない気もしますが、検証とか、ダミーデータの作成で使えるので、覚えておいて損はないかと思います。