スプレッドシートでナンバリングしたいとき、いちいち『1』『2』『3』『4』『5』・・・・と連番入力していくのはかなりめんどくさいですよね。
10くらいまでなら、まあやってやるかって感じになりますが、100。。。ましてや1000。。。なんて無理ですよね。
この記事では、いちいち入力しなくても、連番を入力できる方法を5つ!紹介していきたいと思います。
まず先に紹介する内容をお伝えしちゃいます。
いずれのやり方についても、縦方向・横方向ともに説明していきます。
- 『1』『2』と入力してダブルクリックでオートフィル
- 『1』『2』と入力してドラッグでオートフィル
- 『=【ひとつ上(左)のセル】+1』の数式作戦
- 『ROW関数』『COLUMN関数』を用いる方法
- 『SEQUENCE関数』を用いる方法
興味ある人は、是非最後まで見てってください!
こんにちは。当ブログの管理人の『くろん』です。
30代サラリーマン、新規事業推進室に所属。ブラック企業努め時代に身に着けた業務効率化ノウハウをアウトプットしていきます。
読んでくれた方の業務が一秒でも早く終わりますようにの精神で記事書いてます!!
『1』『2』と入力してダブルクリック
まずは1つ目の方法。
上のスプレッドシートのA列にA2セルを『1』として、12345…と連番をふっていきたいと思います。
A2セルに『1』、A3セルに『2』と入力したのちに、A2:A3で範囲選択して、右下の『●』部分をダブルクリックしてみてください。
するとこんな感じで、連番入力することができます!
動画でも撮ってみたので、参考にしてください。
この方法は、B列にデータが入っている場合にのみ使用でき、B列の最終行まで自動的に連番がふられます。
ちなみにこの機能のことを、『オートフィル機能』と呼びます。
スプレッドシートが、この続きはなんだろうなと推測して、入力してくれる機能になります。
ちなみに、A2セルに『1』だけ入力して同じことをやろうとすると。。。
全部『1』が入力されてしまいました。
『1』『2』とあることで、スプレッドシート側が『3』『4』『5』…と入力してほしいんだなというのが伝わるんですね。
少し余談になってしまいますが、このダブルクリックで行う『オートフィル機能』は、今のところ縦方向しか動きません。横方向に対しては、連番入力されないので、注意が必要です。
『1』『2』と入力してドラッグ
ちょっとこちらの動画をみてください。
『B列』にデータがなかった場合に、【『1』『2』と入力してダブルクリック】を試している動画になります。
一生懸命ダブルクリックしているのですが、『オートフィル機能』が動きません。
このように『B列』がからっぽだったときに、『オートフィル機能』を動かす方法が『ドラッグ』になります。
このように『A2:A3セル』を選択した後に、右下の『●』部分をダブルクリックするのではなく、ドラッグして下に移動すると、強制的に『オートフィル機能』を働かせることができます。
マウスで引っ張ったところまで、連番が入力されているのが分かるかと思います。
また、この『ドラッグ』で行う『オートフィル』であれば、横方向に対しても動きます。
『=【ひとつ上(左)のセル】+1』の数式作戦
お次は、足し算を使って連番をふっていこうというものです。
=A2+1
『A2セル』に『1』を入力して、『A3セル』に上の数式を入れてください。
そしたら『A3セル』をコピーして、下にペーストして貰えばナンバリングが完成します。
この方法であれば、横向きであってもナンバリングをふることができます。
ただ、一つ弱点があって、途中の行を削除した場合、エラーになってしまいます。。。注意が必要です。
『ROW関数』『COLUMN関数』を用いる方法
『ROW関数』は、引数に指定したセル位置の行数を返してくれる関数になります。
引数を空欄にしておくと、この『ROW関数』が入力されているセルの行数を返してくれます。
これを利用すると。
=row()-1
『A2セル』に『1』と表示させたいので、『ROW関数』そのままだと『2』(A2セルは2行目なので)となってしまうので、『-1』してあげて、『1』になるようにしています。
この 『ROW関数』を用いた方法であれば、途中の行を削除した場合であっても、その行数を利用しているので、連番が飛ぶこともなく、またエラーになることもなく機能します。
横方向に連番を作成したい場合には、『COLUMN関数』を用いてください。
『ROW関数』が何行目かを返す関数だったのに対して、『COLUMN関数』は何列目を返す関数です。
=column()-1
『B列』で『1』と表示したいのですが、『COLUMN関数』は『B1』セルだと『2』となってしまうので、『-1』を付け加えて帳尻をあわせています。
『COLUMN関数』であれば、途中の列が削除されたとしても問題なく連番となります。
『SEQUENCE関数』を用いる方法
最後に紹介するのは、『SEQUENCE関数』です。
この関数は、連続した数字を生成することができる関数です。
=SEQUENCE(10,1,1,1)
SEQUENCE(行数, 列数, 開始値, 増分量)
『SEQUENCE関数』は上記の引数を指定することで、配列数字を作成してくれる関数です。
行は何行分作成するか、列は何列分作成するか、開始値は最初の数字、増分量は増やしていく数字です。
今回は、行数は『10』行分、列数は『1』列分、開始値は『1』、増分量は『1』で数式作成して展開しました。
『SEQUENCE関数』は『A2セル』に入力すれば、その指示に従って配列をそれぞれのセルに入力してくれます。
しかしながら、展開予定のセルに、すでに文字列が入力されているとエラーになってしまうので、注意が必要です。
また、途中の行を削除したときの挙動についても紹介しておくと、こちらの通り連番状態は崩れないことが分かります。
横方向に連番作成する場合は、このようにしてください。
=SEQUENCE(1,10,1,1)
先程紹介した、『SEQUENCE関数』を思い出してもらいまして、行を『1』に、列を『10』にすることで、横向きに連番を作成することができます。
12345…と連番入力する方法まとめ
- 『1』『2』と入力してダブルクリックでオートフィル
- 『1』『2』と入力してドラッグでオートフィル
- 『=【ひとつ上(左)のセル】+1』の数式作戦
- 『ROW関数』『COLUMN関数』を用いる方法
- 『SEQUENCE関数』を用いる方法
はい!いかがでしたでしょうか。
『12345…』と連番を作成する方法を5つ紹介いたしました。
そのデータをどのように利用していくかで、どの連番作成の仕方が適しているかは変わってくるかと思います。
そのときどきに合わせて使ってみてくださいませ!